借金・ローン返済に困ったときの法律ガイド


公正証書

公正証書について

公正証書は、公証人が作成した公文書のことをいいます。また、この公証人というのは、公正証書の作成や私署証書の認証を与える権限を持った公務員のことです。

執行証書というのも公正証書のなかに入ります。

執行証書

執行証書とは、金銭の支払いを目的とする請求についての公正証書のことです。

この執行証書には、債務者が直ちに強制執行に従わなければならないという旨が記載されています。

なので、金銭消費貸借契約の際に作られる公正証書というのはほとんど執行証書だと思われます。

執行証書にもとづいた強制執行というのは貸金業者の定石ともいわれる手法だからです。

この執行証書というのは、裁判と同じ効力があるので、借金の返済などを怠ったりすると、裁判所の判決などを待たないで直ちに強制執行できるという、かなり強い力をもったものなのです。

関連トピック
民事再生のメリットは?

民事再生のメリットとしては、次のようなものがあります。

持ち家について
民事再生の場合には、自己破産のように手持ちの不動産(持ち家)を手放さなくてすみます。住まいとう最大の生活基盤を失わないですむことは、一番のメリットといえます。

その後の生活について
民事再生によれば、債権者からの給与の差し押さえや、強制執行を中止することができるので、サラリーマンでも事業者でも以前と同じ生活を送ることができます。

職場を追われたり、事業を中止する必要はありません。

債権者の同意について
事業者の場合には、債権者の同意が必要になるので大きな障害となりますが、特に給与所得者の場合には、特定調停や任意整理のように債権者の同意を求めなくてもよいことは、精神的にラクであるといます。

住宅ローンについて
住宅ローン特約を利用すると、ローンの返済期間の延長などを変更することができます。

民事再生のデメリットは?

民事再生のデメリットとしては、次のようなものがあります。

手続きについて
民事再生というのは、手続きが繁雑です。本人が自分で手続きするのは不可能に近いですから、弁護士や司法書士に依頼する必要があります。

費用・時間について
民事再生は、特定調停などと比較して、費用や時間がかかります。

ブラックリストについて
民事再生では、自己破産などと同様に、個人情報機関などのブラックリストに登録されますので、以後5〜7年は新たな借り入れやローンが組めなくなります。

生活設計をしっかり考えておかないと、後で苦しい事態を招くおそれもあります。


消費者金融(サラ金)と取立ての注意
友人に名前を貸して借金した場合の責任
給料の全額差し押さえ
民事再生のメリット・デメリット
弁護士はどうやって探す?
消費者金融(サラ金)と契約前の注意
名前を勝手に使われて借金した場合
公正証書
連帯保証人とは?
弁護士会で弁護士を探してもらう
個人情報の漏洩
債権の譲渡
外国人の契約
相続の承認・放棄
住宅ローン控除
相続時精算課税
所得補償保険
延滞損害金
譲渡損失の繰越控除
アパートローン
譲渡所得の特別控除の特例
財形住宅融資
保証会社
住宅ローン控除
修繕積立金と管理費

Copyright (C) 2013 借金・ローン返済に困ったときの法律ガイド All Rights Reserved