連帯保証人とは?
連帯保証人というのは、債務者が自己破産して債権の回収ができないとき、債務者にかわって債権を履行する人のことをいいます。
連帯保証人は、高額な借金をする場合などに要求されます。
連帯保証人になる際の注意点は?
連帯保証人になったために、債権者から取り立てを受け、連帯保証人まで自己破産してしまうというケースもあります。
親しい友人や近親者などが連帯保証人になることがありますが、債務者本人と同様のリスクを負うことになりますから、できることなら連帯保証人にはならないほうが無難です。
連帯保証人と保証人の違いは?
保証人には次のような権利がありますが、連帯保証人にはそれらの権利がありません。なので、たとえ債務者本人に隠し財産があったとしても、これらの資産を押さえてくれとは債権者に言えません。
<保証人の権利>
■催告の抗弁権
催告の抗弁権というのは、債権者から請求された場合に、「先に本人に請求してくれ」という権利です。
■検索の抗弁権
検索の抗弁権というのは、債権者から請求された場合に、「本人の財産を調べてくれ」という権利です。
■分別の利益
分別の利益というのは、債務者本人と平等に分割した額だけ責任を負えばよいという権利です。
よく、連帯保証人には絶対になってはいけないといわれますが、それはこのような保証人の権利がなく、債務の全額を請求されるからです。
連帯保証人になってほしいと頼まれるときには、「絶対に迷惑をかけないから」などと言われますが、本当に迷惑をかけないのであれば、そもそも連帯保証人など必要ないはずです。
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